最強でいてよ、僕の特別

松村北斗くんとそのまわり。

同じ距離で輝いて 同じ夢を見て

 

無数の何色もの雪だるまが会場を埋め尽くす。歓喜を待ちわびる、という表現が一番ふさわしいと感じる空気。そして暗転。会場を埋め尽くすのは歓喜歓喜歓喜。いつもにもまして輝きを放つ7人が、スポットライトを一身に浴びて会場に現れる。それはまるで幸せをプレゼントしに来た可視化されたサンタクロース。
その日は彼らだけの時間だった。彼らが全てを支配していた。その場に居合わせた全員が、7人以外を見ることができなかった。いや、見なかった。いつもであれば彼らのステージを彩る存在である関西ジャニーズJr.は松竹座で自分たちの公演を行っていた。7人は7人でステージを舞っていた。
彼らのパフォーマンスを、楽しい、と表現する人は多いだろうし、実際本人たちもそう評価されることを望んでいるように思える。しかしその日私が見た彼らのパフォーマンスは、「綺麗」だった。彼らに付いた傷すらも光を浴びて煌めいていた。彼らのJr.時代の曲は、その煌めきにさらに強い光を当てた。
彼らのJr.時代の曲は彼らの希望だったし、なうぇすと収録曲は彼らの未来だった。そして、彼らが披露した曲の全ては、彼らの奇跡だった。
私はジャスミンではないから、それほど近くでジャニーズWESTを見てきたわけではない。それでも私の目に映った彼らは、ファンと一緒に夢を見てくれるアイドルだった。夢を見させるアイドルはいくらでもいるけど、一緒にその夢を共有するアイドルはなかなかいない。それがジャニーズWESTであると感じた。
 
そして。私は見ることができなかったけれど、関西ジャニーズJr.のみんな。かつて同じラインで活躍していた人もいれば、ジャニストメンバーと同期の人もいる。彼らの心情は私なんかが想像できるものじゃないことだけはわかる。それでも、凄く凄く楽しそうに踊る姿のレポを見て、彼らはまだまだ腐ってなんかない事、ずっとずっと高みを目指していることが読み取れて、安堵とともに尊敬した。きっと彼らもいつか、こんな奇跡を、夢をプレゼントしてくれる、と言霊を残したい。
 
ジャニーズWEST、改めて京セラドーム公演おめでとうございました!お疲れさまでした!